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[AI特集] 1.シニアの暮らしを豊かにするAI活用法

 

日常を支える「人工知能」のやさしい使い方

 

今回からAI特集を3回に分けて幅広くご紹介していきます。
皆さん、「AI(人工知能)」という言葉を聞くと、なんとなく難しそう、若い人のものと思われがちです。
しかし実際には、AIはすでに私たちの生活の身近なところに入り込み、特にシニア世代の生活を助けてくれる便利な道具になっています。
今回は、AIの基本から実際の活用例までをわかりやすく紹介します。

 

AIとは何か?

 

AIとは “Artificial Intelligence(人工知能)” の略で、人のように学習・判断するコンピュータ技術のことです。
ただし「特別な機械」ではなく、私たちが毎日使っているスマホやパソコンの中にすでに入っています。
たとえば、スマホに「明日の天気は?」と話しかけて答えてもらう。これも立派なAIです。

 

声で操作できる「音声アシスタント」

 

AIを一番身近に感じられるのが「音声アシスタント」です。iPhoneに搭載されている「Siri」、アマゾンの「Alexa」、Googleの「OK Google」などが有名です。

ボタン操作が苦手でも、声ひとつで家電やスマホを動かせるのは大きな利点です。
「朝7時に起こして」「今日の予定を教えて」といった使い方から始めると、自然に生活の一部になります。

・Siri(iPhone):話しかけるだけで天気や予定を確認

・Google アシスタント(Android):音声で検索やタイマー設定が可能

・Amazon Alexa(Echoシリーズ):家電操作や音楽再生も対応

 

写真や情報整理もAIがサポート

 

スマホに写真が増えると、探すのが大変になりますよね。

Google フォト や Amazon Photos なら、AIが自動で人や場所ごとに分類してくれます。

「孫の写真」「旅行」などと入力すれば、数千枚の中からすぐに探せます。

また、Google 翻訳 や DeepL 翻訳 を使えば、外国語の看板や文章をカメラで映すだけで日本語に変換可能。

旅行先や外国人との交流にも便利です。

・Google フォト:AIが人物・場所ごとに分類

・Amazon Photos:家族共有も可能

・Google 翻訳:カメラで看板を日本語に

・DeepL 翻訳:自然な文章翻訳に強い

 

健康管理・見守りにもAIが活躍

 

シニア世代にとって一番の関心ごとは健康です。

AIは「記録」と「異常検知」で日々の安心を支えます。

これらのAI機能は「もしものとき」に頼れる存在です。特に一人暮らしの方や遠方に家族がいる方には心強い味方になります。

・Apple Watch / Fitbit:歩数・心拍数・睡眠を自動記録、転倒検知も搭載(健康記録)

・LINEドクター:スマホで医師とオンライン診察(病院・診療)

・BOCCO emo / ロボホン:家族と音声メッセージを交換、生活リズムの変化を通知(見守り)

 

趣味や学びもAIで広がる

 

AIは生活を助けるだけでなく、「楽しみ」を増やす役割も果たしています。

「学び直し」や「趣味の時間」にAIを取り入れることで、年齢に関係なく新しい挑戦を楽しむことができます。

・将棋ウォーズ/囲碁AI:自分のレベルに合わせて対局でき、上達の手助けに

・JOY SOUND カラオケアプリ:AIが歌声を採点し、音程やリズムをアドバイス

・Duolingo / Speak:AIが発音を判定し、英会話の練習に最適

 

防犯・安全を守るAI

 

近年注目されているのが「AIを活用した防犯・見守り」です。
AI搭載のカメラは、人の動きを感知し、不審な動きがあれば自動的にスマホへ通知してくれます。夜間や留守中でも安心できる仕組みです。
また、離れて暮らす家族を見守るためのAIサービスもあります。高齢者の生活パターンを学習し、普段と違う行動があった場合に知らせてくれるので、ちょっとした体調変化にも早く気づけます。

・Arlo / Google Nest Cam(AIカメラ):人の動きを感知し、不審な動きがあればスマホに通知

・セコム・ALSOKの見守りサービス:AIが高齢者の生活パターンを学び、異常があると家族に連絡

 

 

AIと上手につき合う3つのコツ

 

便利なAIですが、注意しておきたい点もあります。
まず「情報の正確さ」です。AIが答える情報は必ずしも100%正しいとは限らないため、重要な判断は人間が確認することが大切です。
また「使いすぎ」にも注意しましょう。便利すぎるあまり、人との会話や体を動かす機会が減ってしまうと本末転倒です。
AIはあくまでも「助けてくれる相棒」として考えるのが良いでしょう。

1.情報をうのみにしない→ AIが出す答えはあくまで参考。医療・お金など重要な判断は必ず人が確認を。

2.使いすぎない→ 便利すぎると運動や会話の機会が減ります。バランスを意識しましょう。

3.個人情報を守る→ 信頼できるアプリを選び、パスワードをきちんと管理。

 

まとめ

 

AIは人生の「第二のパートナー」

AIは、暮らしの中の小さな不便をなくし、健康や安心、学びや交流を広げてくれる道具です。
「難しそう」と思う前に、まずは身近なスマホアプリや音声アシスタントから試してみましょう。
AIをうまく活用することで、シニアの毎日はもっと快適に、もっと楽しく、そしてもっと安心に変わっていきます。

<ポイント>

・声で操作するAI(Siri・Alexaなど)で生活がシンプルに

・写真・翻訳・健康管理・防犯まで、AIはすでに日常に浸透

・上手に付き合うには「少しずつ試す・信用しすぎない・安心を重視」

 

次回は最近話題のChatGPT、そのChatGPTの上手な使い方についてご紹介します。お楽しみに!